【続】MMDモデルを自作した備忘録
VPのモデルを制作している最中から、VP2の衣装は制作するつもりでおりました。アナトミアはどうしたものか。
ということで、装飾盛々の衣装に悪戦苦闘した備忘録です。
素体から制作した前回より制作期間が長くなったのは、装飾が多いというのもあるのですが、違うモデルを制作していたというのが大きいです。VRChatに夢中になってしまったのも原因ですね。
お借りしたモーションについて
楽曲:Shadow Shadow/Azari 振付:みこいす モーション:楕円
今回お借りしているモーションは、一貫して「Shadow Shadow」です。
モデルの制作に着手する直前に動画を投稿していたため、自前のモデルに合わせてモーションを修正しており、確認も比較もしやすかろうと意図して変更しませんでした。
進捗動画
以下作業中に記録していた動画です。
上述の通りモーションをお借りしていますが、動画自体は無音です。
2023.06.24
2023.06.25
ウェイトと剛体を調節したところ、そこそこ貫通しなくなりました。
ですがここに盛々装飾が追加されるわけで…不安が拭えません。
2023.07.17
ブーツの成形を始め、腕の装飾を追加しました。
腕の装飾にはサーフェス変形を使用しています。以下の動画を参考にさせていただきました。
←調整前(ボーンと剛体の縦列を2倍に)調整後→
調整前(画面左側)は縦列のボーン(剛体)がメッシュに対して1列飛ばしで、オーバースカートがカクカクしていると思います。 特に横を向くとわかりやすいですね。
縦列は1段に1ボーン1剛体にしたほうが動きがきれいなので、ボーンと剛体とJointがどんどん増えます。🤮
ウェイトは手塗りで、剛体とJointの設置も手動で行なっており、横Jointも追加しているためボーンが増えれば増えるほど工数が増すのですが、きれいな動きの前には些末な問題です。
??「必要な犠牲でした」
2023.07.18
オーバースカートの装飾に手を付け始めましたが、案の定貫通が酷い。
装飾は前述のサーフェス変形を使用し、ウェイトはオーバースカートのものを転送しているのですが、裏から装飾が見えるし、装飾の上に布の紫がちらつくしで、しばらく頭を抱えることになります。
2023.08.16
オーバースカートの裾の厚みを増やし、装飾の裏面を消してマテリアルの裏面を非表示にすることで内側の貫通はマシになったのですが、どうしても表に紫の布がチラチラと。orz
実はこの問題、とても単純な方法で解決できるのですが、この時点では全く気づいておりません。
2023.08.18
一通りメッシュの作成を終えたので、テスト動画を作成しました。息抜きも大切。
この時点でもちらつく紫の布問題が脳内に居座っておりました。そして…
2023.08.21
\天啓です!/
ついに天啓が舞い降りました。 「装飾の下だけUVを分けてテクスチャを透過すればよいのでは!?」と。
←BEFORE AFTER→
貫通してないやったー!!!
←BEFORE AFTER→
動画だと少しわかりづらいので画像でも比較を。貫通してないやったー!!!!!!!!!
思いついてしまえば至極単純な方法なのですが、思考が泥沼に嵌ると中々その発想に至れないのは創作あるあるだと思います。
配布動画
テクスチャや装飾の調整、追加をし配布にこぎつけました。軽いノリでステージも作りました。
ステージも準備が出来次第配布予定です。
こちらのページよりモデルをダウンロードしていただけますので、よろしくお願いいたします!推しの動画を増やし隊!